義太夫の友

ぎだゆう・の・とも



●ツインベスト  古典芸能ベストセレクション

@ツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「箏曲」 (2枚組)
「箏」の有名な古典曲を、人間国宝ほか各流派の名人たちによる名演奏でお届けするベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Aツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「地歌」(2枚組)
最古の三味線音楽「地歌」の名曲を、人間国宝ほか各流派の名人たちによる名演奏でお届けするベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Bツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「小唄〜梅吉小唄の粋」(2枚組)
名人たちの名演で聴く「粋」の芸術「梅吉小唄」。四世清元梅吉作曲の「小唄」の真髄が、今ここに甦る。(全曲初CD化)
解説:波多一索(邦楽研究家)

Cツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「常磐津」(2枚組)
舞踊劇を彩る浄瑠璃「常磐津」の名曲を精選収録。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Dツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「清元」(2枚組)
歌舞伎の名場面を彩る浄瑠璃「清元」。名人たちの名演による清元の名曲を精選収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Eツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「長唄」(2枚組)
歌舞伎の名曲「勧進帳」をはじめ、名人たちの名演による「長唄」の有名な古典曲を収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Fツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「歌舞伎 名場面集」(2枚組)
先代の名役者の名演による「歌舞伎」の有名な場面を集めました。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Gツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「義太夫」(2枚組)
「文楽」でおなじみ「義太夫」の名人たちによる、有名な語りの場面集。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Hツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「能・狂言」(2枚組)
名人たちの名演による「能・狂言」の有名な曲を収録。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Iツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「雅楽」(2枚組)
日本の宮廷音楽として千年以上の歴史を持つ「雅楽」の名曲集。初CD化の貴重な音源も多数収録したベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授) クレジット Disc-1(1)〜(6)、Disc-2(1)〜(5)雅楽紫絃会、Disc-1(7)〜(10)、Disc-2(6)〜(16)宮内庁式部職楽部

Jツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「津軽三味線」(2枚組)
名人たちの名演による「津軽三味線」の有名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:織田麻有佐(邦楽ジャーナル記者)

Kツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「民謡」(2枚組)
名人たちの名演による「民謡」の名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Lツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「太鼓」(2枚組)
名人たちの名演による「和太鼓」の名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Mツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「胡弓」(2枚組)
日本で唯一の擦弦楽器「胡弓」の名曲を、名人たちの名演でお届けします。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Nツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「春の海 大饗演」(2枚組)
日本人に愛される名曲「春の海」のベスト盤。オリジナルの尺八はもちろん、洋楽器など様々な楽器との競演が楽しめます。初CD化の貴重な音源も収録。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Oツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「尺八」(2枚組)
名人たちの名演による「尺八」の名曲を、人間国宝ほか各流派の名人たちによる名演奏でお届けするベスト盤。初CD化の貴重音源も多数収録。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Pツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「琵琶」(2枚組)
名人たちの名演による「琵琶」の有名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Qツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「端唄」(2枚組)
江戸時代から庶民に愛された「端唄」の名曲を、四人の名手による名演で収録。初CD化の貴重な音源も多数収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Rツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「新内」(2枚組)
江戸の粋「新内」の名曲を、名人・岡本文弥による名演でお届けします。初CD化の貴重音源も収録。
解説:竹内道敬(元国立音楽大学教授)

Sツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集 黛敏郎構成による「東大寺お水取り」(2枚組)
枚組) 昭和46年東大寺二月堂で収録した迫力ある実況録音盤。黛敏郎が構成し語る「幻のLP盤」をデジタルで復刻。(※詞章入り)
解説:横道萬里雄(東京藝術大学名誉教授)、佐藤道子(東京文化財研究所名誉研究員) クレジット
ナレーション:黛敏郎
〈昭和46年 修二会練行衆〉
和上:清水公照 大導師:上司海雲 咒師:筒井寛秀 堂司:新藤晋海 北座衆之一:守屋隆英 南座衆之一:内田重森 北座衆之二:森本公誠 南座衆之二:川原正靖 中灯:上野道善 権処世界:北河原公敬 処世界:筒井寛昭

・竹本住大夫の世界(たけもとすみたゆうのせかい)
文化功労者・芸術院会員・人間国宝 竹本住大夫の世界
★全セット購入特典
住大夫さんの60余年にわたる舞台年表付き(非売品)
竹本住大夫のCD・ライブ版セット

@第一弾 おんなの情を語る
CD 摂州合邦辻 合邦住家の段
三味線/野澤錦糸
平成12年10月文楽素浄瑠璃の会

A第二弾 慈愛を語る
CD 艶容女舞衣 酒屋の段
三味線/鶴澤燕三
平成4年5月の舞台

B第二弾 慈愛を語る
CD 伊賀越道中双六 沼津の段
三味線/鶴澤燕三
ツレ/鶴沢燕二郎(現六世燕三)
平成3年11月文楽素浄瑠璃の会

C第二弾 慈愛を語る
CD 桂川連理柵 帯屋の段
三味線/野沢錦弥(現錦糸)
平成8年10月文楽素浄瑠璃の会

D第二弾 慈愛を語る
CD 双蝶々曲輪日記 引窓の段
三味線/野澤錦糸
平成14年6月文楽素浄瑠璃の会

E第三弾 三大名作を語る
CD 菅原伝授手習鑑 寺子屋の段
三味線/鶴澤燕三(五世)
平成元年5月の舞台

F第三弾 三大名作を語る
CD 菅原伝授手習鑑 桜丸切腹の段
三味線◎野澤錦糸
平成14年5月の舞台

G第三弾 三大名作を語る
CD 義経千本桜 すしやの段
三味線◎野沢錦弥(現錦糸)
平成9年5月の舞台

H第三弾 三大名作を語る
CD 仮名手本忠臣蔵 山科閑居の段
三味線◎野澤錦糸
平成12年9月の舞台

I第四弾 義を語る
CD 義士銘々伝 弥作鎌腹の段
三味線◎野澤錦糸
平成10年10月文楽素浄瑠璃の会

J第四弾 義を語る
CD 心中天網島 河庄の段
三味線◎野澤錦糸
平成12年11月の舞台

K第四弾 義を語る
CD 新版歌祭文 野崎村の段
三味線◎野澤錦糸
平成17年5月の舞台

L★住大夫 CD番外編1 「西行花伝」
主演◎竹本住大夫

M★住大夫 DVD番外編2 「冥途の飛脚」
主な出演
 大夫/竹本越路大夫
 三味線/鶴澤清治
 人形/吉田玉男
監督◎マーティ・グロス
「淡路町の段」「封印切の段」「新口村の段」
◎語りは日本語(浄瑠璃ですので)、字幕が英語です。
日本語の解説書付



2009年8月26日発売!

「砧」「羽衣」 観世寿夫
至花の二曲(2枚組)


観世寿夫/奥善助/宝生閑/一噌幸政 他
解説:金春惣右衛門、観世榮夫(以上レコード解説復刻) 詞章掲載


★「現代の世阿弥」と称せられた不世出の能役者・観世寿夫の至芸。
貴重なステレオ音源による愛好家待望のアルバム、初CD化。「羽衣」は、
LP収録時収録時にカットされた部分を唯一現存する音源(モノラル)を挿入して
復刻。



★CD 能楽囃子体系

CD7枚+初回限定特典盤1枚+豪華附属解説書(A4判・152頁)
  (桐箱入り)
昭和48年度 芸術祭大賞受賞作品『能楽囃子体系』(LP6枚組)に『補遺篇』(LP2枚組)を含め完全版としてCDで復刻!

気魄に満ちた“能の囃子”
規矩正しく、
しかも変幻する深遠なリズム
あの名人たちの至芸が、
CDで甦りました。

●明治から昭和の世代の、名人たちの至芸を聴く唯一の全集です!
●ユネスコ無形遺産に指定された、世界に誇る能楽の、囃子の頂点をここに復刻!
●能楽、邦楽、音楽に関するすべての実演家、芸術愛好家の必携・必聴盤!



中学生の音楽鑑賞DVD
主な特徴
・教科書掲載鑑賞教材の完全収録と鑑賞教材に関連する参考曲、参考資料を多数収録し、その鑑賞の狙いと理解を深めました。
・鑑賞曲ブルタバ(参考曲:ビシェフラト)においては、作品の地元チェコ・プラハにてオーケストラで新規撮影しました。またその他のオーケストラ楽曲についても多数新規撮影いたしました。
・日本の郷土芸能、民謡の現地での新規収録を多数行い、その内容の充実を計りました。
・中学生の器楽(全学年共通)の指定鑑賞曲を2枚のDVDにて完全収録いたしました。
・各パッケージ、メニュー画面(チャプター)には、授業の効率を計る意味で掲載されている教科書のページを明記しました。

CD 小沢昭一の日本の放浪芸
完全復刻版。
後世に手渡す道の芸街の芸。
二十世紀ドキュメント・レコードの金字塔。

@CD「日本の放浪芸」 小沢昭一が訪ねた道の芸・街の芸
ひとりの俳優が「芸」のふるさとを求めて足と情熱で蒐めた記録!
一年有余にわたる日本縦断現地録音!
昭和46年度日本レコード大賞企画賞受賞

ACD「又日本の放浪芸」 小沢昭一が訪ねた渡世(てきや)芸術
かって芸能を育んだ香具師の世界にいまなお残る芸の血筋を追求して!
日本縦断現地ステレオ録音!
昭和48年度芸術選奨受賞

BCD「また又日本の放浪芸」小沢昭一が訪ねた旅僧たちの説法 節談説教
小沢昭一がまた又訪ねた日本のフシと語りのふるさと新発見!
落語、講義、浪花節・・・・話芸の源流を寺院の説教にさぐる

CCD小沢昭一が訪ねた「能登の節談説教」
小沢昭一・シリーズ秘蔵の3作品の中の「能登の節談説教」
貴重な未発表音源をCD化!
今なお命脈を保つ放浪の至芸を、現地デジタル収録した圧巻の一枚!

DDVD 小沢 昭一の「新日本の放浪芸」〜訪ねて韓国・インドまで
放浪芸シリーズの金字塔!
唯一の映像作品を待望のDVD化!
1986年 AVAグランプリビデオ部門優秀作品賞受賞

お客様の声
いつも素晴らしい商品を紹介していただきありがとうございます。
今回の「日本の放浪芸」は最高でした。
一週間かけて聞き終えましたがスゴイ作品です。
これからも良い作品があればどんどんご紹介下さい。本当にありがとうございました。
(栃木県 M・T 様)

先週、実家の両親と、南紀方面に旅行に行って来ました。観光地を数箇所回りましたが、母親の「道成寺の絵解き説法を聞きたい」との希望で、和歌山県の道成寺にも寄りました。若いお坊さんの説法でしたが、それは楽しいお話でした。
旅行から帰った晩、道成寺の絵解き説法に関してネットで検索してて、御社からDVDが出ている事を知りました。こんな時、ネットは便利です。
「もう1度見てみたい」と思い、自分のと母親の分の2枚を注文させて頂きました。 届いたDVDを早速拝見しましたが、内容は勿論の事、画像も編集も良くて、大変に満足しております。道成寺で見たのは、丁度1週間前の水曜日でした。
これから実家に行って、母親に渡してきます。
(名古屋市 O・H 様)



プロフィール
・四世清元梅吉(よんせい・きよもと・うめきち))
・1932(昭和7)年8月、父初世清元梅寿太夫と、母清元梅吉技の長男として誕生。祖父は芸術院会員で重要無形文化財保持者の三世清元梅吉(後の寿兵衛)。祖母は初代清元紫葉。
・46年、NHKに「鳥羽絵」にて出演。以後現在まで毎年出演。
・同年、南座歌舞伎興行で「お祭り」に出演。以後1977年頃迄歌舞伎に出演。
・49年、記録映画「喜撰」(坂東三津五郎、水谷八重子主演)に出演。
・同年、東明吟清を名乗り、東明柳舟とコンビを組み、ビクターレコードで約50曲収録。
柳舟没後は活動停止中。
・50年、三味線としてNHK出演。
・52年、この頃より舞踊曲、舞踊戯曲、小唄の作曲を開始。現在に至る迄、約350曲を数える。
・54年、吾妻歌舞伎に同行して渡米。半年間、米国各地で演奏活動。
・56年、故田中青滋師命名の「奏風楽(流派を超えた演奏家が参加可能な新邦楽)」に松原奏風の名で発表。現在に至る。
・同年11月30日、歌舞伎座にて四世清元梅吉を襲名。祖父は清元寿兵衛を名乗る。
・59年、文部省第14回芸術祭音楽部門で文部大臣賞を受賞。
・64年、先代今藤長十郎、先代籐舎呂船、先代常磐津文字兵衛の各氏と「創作邦楽研究会」を創立。創作活動を活発に行い、数年間各地で演奏会を開催。
・67年、清元流家元二代目を継承。
・同年、荻江節宗家荻江露友より荻江友次郎の名跡を受ける。
・81年、東京芸術大学音楽学部の清元科新設に伴い、初代非常勤講師を二年間勤める。

・四世竹本越路大夫(たけもと こしじだゆう)
 大正2年(1913)大阪出身。大正13年(1924)豊竹古靱太夫(豊竹山城少掾)に入門。平成元年(1989)5月引退。昭和46年(1971)人間国宝、昭和59年(1984)芸術院会員。平成2年(1990)文化功労者。平成14年(2002)没。芸談に淡交社刊『四代越路大夫』、『越路大夫の表現』がある。難声と言われた持ち前の声を活かし、女性の悲しみの表現に独自の世界を作り上げた。理知的な解釈と綿密な語りの表現力に優れ、語りの品格には定評があった。また、伝統を現代に活かす試みにも理解を示し、本映画の実現には越路大夫の協力が大きかった。近松物を得意とし〈封印切〉は代表的な演目。また、〈長局(ながつぼね)〉を好きな演目とも述べている。最後の弟子に竹本千歳大夫(ちとせだゆう)がいる。

・九世竹本文字大夫(たけもと もじたゆう)[現・七世竹本住大夫(すみたゆう)]
 大正13年(1924)大阪出身。昭和21年(1946)二世豊竹古靱太夫(とよたけ こうつぼだゆう)[豊竹山城少掾(とよたけ やましろのしょうじょう)]に入門、昭和60年(1985)竹本住 大夫を襲名。平成元年(1989)人間国宝。平成10年(1998)芸術院賞恩賜賞受賞。平成15年(2002)芸術院会員。平成17年(2005)文化功労者。文楽界初の大学卒業者でもある。越路大夫引退後は、リーダーとして文楽界を牽引。研究熱心で人物を細かいところまで語りわける分析力に長け、ことに情合のある老人を得意とする。本映像では〈新口村〉を語る。

・五世竹本織大夫(たけもと おりたゆう)[現・九世竹本源大夫(げんだゆう)]
 昭和7年(1932)大阪出身。昭和21年(1946)四世竹本織大夫(八世竹本綱大夫[つなたゆう])に入門。平成8年(1996)九世竹本綱大夫を襲名。平成15年(2003)芸術院会員。平成19年(2007)人間国宝。平成23年(2011)九世竹本源大夫を襲名。息子は二世鶴澤藤蔵(つるざわ とうぞう)。近松物の第一人者でもあり、生来の素質に練磨を重ね、スケールの大きい浄瑠璃を語る。また、作曲家の石井眞木と共同作業も行い、音響詩《熊野補陀落(くまのふだらく)》(1980)などで語りを担当するなど、伝統の世界発信にも貢献している。本作品では〈淡路町の段〉を語る。

・五世鶴澤燕三(つるざわ えんざ)
 大正3年(1914)大阪出身。大正14年(1925)六世鶴澤才治(さいじ)に入門。昭和4年(1929)六世鶴澤友次郎(ともじろう)門となる。昭和18年(1943)五世鶴澤燕三を襲名。昭和60年(1985)人間国宝。平成13年(2001)8月舞台で倒れ、その後一時回復するも12月没。三味線のニジリの技法(左指で弦を微妙に移動する方法)で柔らかい繊細な音色を生み出すことに優れ、色気のある三味線を弾いた。特に地合(ぢあい)の表現に長けていた。昭和の最後の十年間(1980年代)には、廃絶していた段の復曲なども手がけた。本作品で〈淡路町〉を担当。

・四世野澤錦糸(のざわ きんし)
 大正6年(1917)大阪出身。大正15年(1926)四世鶴澤綱造(つなぞう)に入門。昭和3年(1928)二世野澤喜左衛門(きざえもん)の預かりとなる。昭和63年(1988)人間国宝。同年没。十代の頃から重要な場面(切場[きりば])を担当するほど実力を評価され、力強い中に繊細さのある三味線、折り目正しい芸で、バランス感覚にも秀でた人材だった。本人の好きな演目に〈新口村〉、《生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)》の〈宿屋〉がある。

・鶴澤清治(つるざわ せいじ)
 昭和20年(1945)大阪出身。昭和28年(1953)四世鶴澤清六(せいろく)に入門。昭和39年(1964)十世竹澤弥七(やしち)の門に入る。平成16年(2004)日本芸術院賞恩賜賞受賞。平成19年(2007)人間国宝。生まれながらの天才的な資質に加え、当代の天才的な三味線弾き、清六、弥七という二大巨匠に師事したことで、卓越した音色、間合いの素晴らしさなど、比類の無い芸域に到達。昭和51年(1976)から平成元年(1981)まで越路大夫を弾く。数々の作曲も手がけ、近年では《天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)》(1992)などがある。平成21年(2009)より三年連続「近松復曲」と題しての廃絶曲の復曲公演も行っている。

・吉田玉男(よしだ たまお)
 大正2年(1913)生まれ、昭和8年(1933)吉田玉次郎に入門。人形遣いのリーダーとして活躍。男役が主で、上品で色気のある端正な芸風。役の性格を完全に掴んで演じるため、《冥途の飛脚》の忠兵衛や《曾根崎心中》の徳兵衛のような近松物が最高の当たり役だった。昭和52年(1977)人間国宝。平成元年(1989)勲四等旭日小綬章を受章。平成9年(1997)朝日賞受賞。平成12年(2000)文化功労者。平成15年(2003)京都賞(思想・芸術部門)受賞。平成18年(2006)没。

・二世桐竹勘十郎(きりたけ かんじゅうろう)
 大正9年(1920)生まれ、昭和7年(1932)二世桐竹紋十郎に入門。立役を遣ったが玉男とはまったく違った芸風で、荒っぽい役や老人を得意とした。この映画でも、玉男との火花を散らす芸が見られる。昭和53年(1978)国立劇場優秀賞。昭和57年(1982)人間国宝。昭和61年(1986)没。

・三世吉田簑助(よしだ みのすけ)
 昭和8年(1933)生まれ、昭和15年(1940)三世吉田文五郎に入門。昭和36年(1961)三世吉田簑助を襲名。華麗に女役人形を遣う文楽を代表するスターとして活躍。その形や動きは、人間では表現しえない美しさを見せるため、常に観客をうっとりとさせる。平成6年(1994)人間国宝。平成9年(1997)日本芸術院賞。平成19年(2007)フランス政府より芸術文化勲章コマンドゥールを受章。平成21年(2009)文化功労者。弟子に三世桐竹勘十郎がいる。

・吉田文雀(よしだ ぶんじゃく)
 昭和3年(1928)生まれ、昭和20年(1945)に文楽座に入り、二世吉田玉市(たまいち)、三世吉田文五郎(ぶんごろう)に師事。簑助とともに女役人形の名手だが、芸風は違い、ゆたかな知識により、地味で着実な演技をする人。この映画では妙閑の役。現在、文楽の生き字引的存在である。平成6年(1994)人間国宝。

・豊竹呂勢大夫(とよたけ ろせたゆう)
人形浄瑠璃文楽太夫。1965年生まれ。
1979年から四代鶴澤重造に師事、義太夫の手ほどきを受ける。1982年11月、国立劇場文楽第八期研修生に編入。1984年、五代竹本南部大夫に入門、竹本南寿大夫と名のる。同年七月、国立文楽劇場で初舞台。1985年、五代豊竹呂大夫の門下となり、1988年、豊竹呂勢大夫と改名。2000年、八代豊竹嶋大夫の門下となる。
2013年、第十七回日本伝統文化振興財団賞受賞。そのほか、文楽協会賞、因協会奨励賞、国立劇場文楽賞文楽奨励賞、同優秀賞、十三夜会賞年間大賞、咲くやこの花賞、大阪舞台芸術賞奨励賞など受賞多数。

・鶴澤清治(つるさわ せいじ)
人形浄瑠璃文楽三味線奏者。1945年生まれ。
1953年、四代鶴澤清六に入門、八歳で初舞台。1964年、十代竹澤弥七に入門。1976年から十三年間、人間国宝・四代竹本越路大夫の三味線を務める。
1972年芸術選奨新人賞、1999年モービル音楽賞(邦楽部門)、2004年日本芸術院賞恩賜賞を受賞。 2006年紫綬褒章受章。2007年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定さ れる。

・中島勝祐創作賞とは
長唄三味線演奏家・作曲家として「松・竹・梅」をはじめ数多くの(110曲)舞踊曲等を作曲し、三味線弾き語りによる独自の「創作上方浄るり」をはじめ、わが国の創作邦楽の発展に大きく寄与した故東音中島勝祐氏(とうおんなかじま・かつすけ
1940年大阪生まれ、2009年没)の功績を記念して、中島勝祐記念会の支援によって2011年(平成23年)に中島勝祐創作賞を創設いたしました。
日本の伝統音楽の様式を踏まえた清新な創作を顕彰する作曲賞で、対象となる作品は新作以外に旧作も応募可能となっています。
受賞作品は、当財団の日本伝統文化振興財団賞発表時に特別演奏の機会を設け、またCDの発行も行います。

・マーティ・グロス Marty Gross
 1948年生まれ。カナダ、トロント出身の映画作家。陶芸、彫刻、写真、アニメーション・フィルムなど、こどもたちのためのアート教室を1970年代初期から現在に至るまで主宰。同市のヨーク大学で東洋学、東洋美術を専攻したが、「実際の東洋芸術の環境に入り込みたい」と入学して二年後に22歳で単身来日。愛知県常滑市などで五ヶ月間陶工の見習いを経験。1974年、知的障碍児への美術教育に関するドキュメンタリー映画『As We Are』(16ミリ、カラー、29分)を製作。1976年、大分県日田市小鹿田(おんた)と福岡県小石原(こいしわら)村(合併により現・東峰村)の窯元の生活を主題にした映画『Potters at Work(陶器を創る人々)』(16ミリ、カラー、29分)を製作し、オーストラリア、イタリアの映画祭で入賞。翌1975年、マーティ・グロス・フィルム・プロダクションを設立(現在同社のウェブサイトを通じて、歌舞伎など日本の古典芸能のDVDが世界中に発信されている)。1980年、代表作である本作『The Lovers' Exile(冥途の飛脚)』を製作。全米、カナダでテレビ放送され、各地の劇場で上映。日本では長らく未公開だったが、2011年に本デジタル・リマスター版が東京都写真美術館をはじめ全国各地で劇場公開された(配給:T&Kテレフィルム)。マーティ・グロス・フィルム・プロダクションの最新作は、2011年のDVD『TheLeach Pottery 1952(リーチ・ポタリー1952 陶芸家バーナード・リーチの工房)』(国内盤発売元:オンリー・ハーツ)。また、長年にわたって多くの日本の映画関係者たちと交流を重ね、現在、世界的に評価が高く芸術的にも優れた作品を厳選し、優れた品質で映画DVDを製作して広く称賛を集める世界的に高く評価される「クライテリオン・コレクション」において、数々の日本映画の名作の海外版DVDを製作する際に中心的な役割を担っている。日本語を巧みに話し、現在でも頻繁に日本を訪れている。
http://www.martygrossfilms.com/